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妊娠初期の脉について思うこと

 妊娠したら脉は変わるのか

 ときおり同業者の間で話題になります。
 ただ、私にとっては長らく興味の対象外でした。知識としては面白いかもしれないけれど、そのようなものが分かったところで施術成績が上がるわけでもないし、結局は施術者の自己満足だと感じていたからです。胎児の性別まで100発100中で当ててしまうという達人の逸話も、都市伝説の類くらいにしか感じていませんでした。

 そもそも、妊娠したかどうかを調べるのなら、妊娠検査薬を使えば良いのです。

 しかし最近、そういう変化を捉えることも必要なのではと思うことが増えてきました。それは、“分かる”ことで施術成績が上がるかもしれないということ。完全なる宗旨替えです。不妊治療を継続中のある時期に妊娠の成立を知ることができたら、より適切な手法を選択することができるのではないかと感じ始めたのです。着床の準備を目的とした鍼灸から、妊娠の維持を目的とした鍼灸へといった具合に。
 残念ながらこれらの「時期に応じた施術」には(私の知る範囲では)確立された方法がなく、結局は同じようなことを主な目的・手段としているわけですが(血管の拡張や免疫寛容)、いずれ臨床研究が進んだ暁にはそれぞれに特異的な効果を発揮するツボなり操作なりが出てくるかもしれません。
 脉や体表所見で妊娠の成立を知ることができるなら、来院間隔によっては妊娠検査薬よりも先にそれを知り、効果的な施術をいち早く確実に提供することが可能となります。今のうちから妊娠初期の脉や体表所見についての知見を豊かにしておくことで、その導入がよりスムーズなものとなるでしょう。

 というわけで、ついこの間から脉やら体表所見やらを余分に診ることにしています。
 現時点では無駄な行為ですが、必要なことだったと言えるようにするつもりです。

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