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不妊の検査を受けるまでによくある(かもしれない)男性の話

 前回のエントリーでは、不妊の検査に対する男性の消極性について、恥ずかしがっているだとかビビっているという理由を挙げ、それでも「男性が率先して不妊の検査を受けるべき」という意見を述べました。
 今回も、男性の不妊に関する検査への消極性について、今度は “レアかもしれないし、よくあるかもしれない理由” を挙げてみたいと思います。

 さて、不妊の検査を受けようと女性が持ちかけたとき、「俺は大丈夫」という答えが返ってくることがあるようです。
 この “大丈夫” という言葉。恥ずかしいとかビビっているとかの理由から検査をやんわり拒否したいときや、根拠のない自信(実際にあったのが、行為時に射出される精液が白濁しているから精子がちゃんと機能しているという誤認)がある時に使われるものだとばかり思っていましたが、実はまた別の理由からも使われることがあるようです。

 それは、本当に自信がある時。

 つまり、過去に誰かを妊娠させた経験があるということです。

 すでに不妊治療を終えたある方の場合、不妊外来での問診の際に妊娠経験の有無に関する質問があり、そこで初めてパートナーの自信の根拠を知ることになったそうです。この事例ではびっくりしつつも「そうなのね」で終わったのですが、場合によってはトラブルに発展することもあったかもしれません。
 別の事例では、パートナーが精液の検査を渋ることから、「過去に誰かを妊娠させたのではないか」と思い始め、さらには「まさかとは思うけど余所に認知した子供がいるのではないか」というところまで考えが及んでしまっていました。この方は、「不用意に相手を妊娠させてしまうような男性なんてありえないし、堕胎なんかもってのほかで、もし妊娠させたなら最後まで責任を取らなきゃ絶対にダメ!」という考えをお持ちで、自分が不妊症かもしれないという不安と相まって、非常に思い悩んでいらっしゃいました。
 結局は根拠のない自信のパターンで事なきを得、妊娠出産にも至ったのですが……。

 いずれの事例も、男性が検査を渋らずに受けていれば、ひとまずはパートナーをびっくりさせることも思い悩ませることも無かったでしょう。もちろん、一つ目の事例のような“自信の根拠 をパートナーに話す必要があるのか、あるいは秘密のままにしておくのが良いかについては議論を呼ぶところでしょう。この事例を引き合いに出して、男性が率先して不妊の検査を受けるようにと論を展開するのも如何なものかと思います。
 しかし、少なくとも二つ目の事例は、男性の当事者意識の低さが招いたものです。
 子供をつくるというのはほかでもない二人の問題なのですから、根拠のない自信は無意味と知り、是非とも率先して検査を受けていただきたいものです。

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