パニック障害・冷え・首の凝り

患者

　30代 女性。
　１年前、旅行中にトンネルやコンビニに入ると体調が悪くなるのを感じた（ざわざわ、不安感、気分の悪さ）。旅行から戻って出勤したところ、仕事中に顔のほてりと手足の強い冷えを感じた。一週間仕事を休んで再出勤しても同じ症状が出たので病院を受診し、パニック障害の診断を受けた。趣味でランニングをしていたが、過呼吸を起こしたのでやめた。不安感を紛らわすために音楽を聴いている。
　現在、ほてりや手足の冷え、息苦しさからの過呼吸、えづき、頚部の凝り、下痢などの体調不良で困っているとのことでした。頚肩部の筋緊張が高く、いわゆる巻き肩猫背の姿勢で、呼吸時の胸（胸郭）の動きも制限されているように見受けられました。

施術・経過

　経絡治療に加えて胸郭のモビライゼーションとエクササイズを行うこととし、それらをホームプログラムにも反映させました。
　週１回の頻度で施術を行ったところ、4回目の施術時には「何かおかしいな」と感じても深呼吸することで発作を抑制することができるようになっており、頚部の凝りも下痢も「あるけど少なくなっている」とのことだったので、施術間隔を２週間としました。さらに３回施術したところで頚部の凝りや下痢症状、冷えも大分マシになったとのことで施術を終了しました。

施術者コメント
不良姿勢の改善が、パニック障害の症状軽減に寄与したことを窺わせる症例です。

患者様の声は、1クール(2か月)の施術を継続したあと、施術を終了あるいは延長するタイミングで頂戴しています。あくまで個人の感想であり、すべてのかたに同様の施術効果を保証するものではありません。

あわせて読みたい

自律神経症状に対するじねん堂の鍼灸施術について ― 改善率90%の理由 三重県津市のじねん堂はり灸治療院は、自律神経症状（いわゆる自律神経失調症）への鍼灸施術に注力する鍼灸院です。 東洋医学の考えに基づいた鍼灸をベースに、現代的な鍼灸や手技療法、エクササイズなどを効果的に組み合わせて、患者様それぞれの心身にマッチする総合的な働きかけを行っています。