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アトピー性皮膚炎の鍼灸施術について
鍼灸は古くからアトピー性皮膚炎に対して使用されてきましたが、近年の研究により、その効果が明らかになりつつあります。具体的には、痒みの軽減や皮膚のバリア機能の回復、ストレス軽減や免疫の調整、そして各種随伴症状に対しての有効性が確認されています。 -
蕁麻疹(じんましん)と鍼灸施術について
鍼灸は、多数の臨床研究において、急性および慢性の蕁麻疹の症状緩和に効果的であると示唆されています。とくに急性蕁麻疹の場合、90%以上の患者が症状の緩和を実感したと報告されています。一方、慢性蕁麻疹に対しては、一般的なツボへの鍼のほか、耳鍼と組み合わせる方法などが効果を示しています。 -
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と鍼灸施術について
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、女性におけるホルモンの不均衡と卵巣機能の異常が引き起こす複雑な内分泌障害です。鍼灸はPCOSの治療法として注目されており、多数の臨床研究において有効であったとの報告が為されています。じねん堂でも、いくつかの鍼灸の手法と物理療法(スーパーライザー)とを用いて施術に当っています。 -
ぎっくり腰(急性腰痛)
鍼のもつ鎮痛作用や筋緊張緩和、血流改善作用は、ぎっくり腰をはじめとする急性腰痛に有効であると言われています。 じねん堂では、問診や触診、徒手検査などでしっかりと状態把握を行い、1人ひとりの状態に合わせた多彩な鍼の手法を用い、時には物理療法やエクササイズも併用して、ぎっくり腰をはじめとする急性腰痛に対応しています。 -
【疳の虫】伊勢の疳切りについて学会発表しました【郷土史】
さる5月26日、仙台市で行われた第73回全日本鍼灸学会学術大会において、「伊勢の疳切り」についての発表をしました。伊勢の疳切りとは、伊勢市で行われていた疳の虫封じの鍼のことす。現在では伊勢市はもちろん、(じねん堂を除けば)三重県内でも実施している施設がありません。 -
口や頬がピクピクする症状(片側顔面痙攣)には鍼灸が有効な場合があります
片側の口や頬がピクピクするという症状を片側顔面痙攣といいます。精神的なストレスが発症にかかわっている場合、耐ストレス能を高められる東洋医学的な鍼灸や副交感神経を優位にするスーパーライザーが有効と考えられます。また、首や顔面部の筋緊張を和らげることによって症状が改善することも多々あります。 -
【三重】子宝・子授けにご利益があるとされる神社・お寺 5選と参り方のヒント【最強】
妊活をしている男女にとって、子宝神社や子授けのお寺など、いわゆる子宝スポットは気になる話題のひとつであるように思えます。気晴らしのレジャーや旅行の途中で気軽に立ち寄ることもあれば、祈願することを目的として寺社に向かうこともあるでしょう。今回は、子宝子授けにご利益があるとされる寺社5選とお参りの方法についてお伝えします。 -
肩から腕にかけての痛みとダルさ/四十肩・五十肩
1か月ほど前から続く左肩から⼆の腕にかけての痛みとだるさに対する鍼灸施術の実例を紹介します。肩関節の可動域(腕を挙げたり後ろに回したりできる範囲)は問題なかったですが、動かした際の重たい感じや詰まった感じを訴えていました。 -
蕁麻疹(じんましん)の痒みに刺絡を行った一例
急性の蕁麻疹(発症5時間ほど)にへの鍼灸施術を紹介します。患者は、頚部、胸部〜両上肢にかけての発疹・発⾚・強い痒みを⾃覚していて、胸まわりが熱く、逆上せてくる意でした。刺絡鍼法と手足への鍼を行tあとこり、施術後まもなく痒みが完全になくなり、よく眠れたとのことでした。 -
背中から腕にかけての強い痛み(頻回に施術した一例)
患者 30代 女性。 慢性的な背中の痛みが初療の半年前からひどくなり、⾝体の動きによってビキッとしたり、⾐服が触れただけでもビリビリと痛んだりするほどで、腕にかけても痛みを感じていました。病院での検査は異常無しで、最終的な診断は「限局性の線維筋痛症疑い」というものでした。