五十肩に対する鍼の施術ついて学会で発表しました

 さる11月25日(日)、愛知県の吹上ホールで行われた「第56回 中部理学療法学会」に出席しました。
 今回は、「理学療法領域における鍼灸遠隔治療の可能性」と題して、じねん堂で行っている鍼の手法(楊氏董氏奇穴)を、症例を交えて紹介しました。
 病院などの理学療法の現場では、例えば五十肩の場合、肩関節周囲に電気を当てたりマッサージをしたり鍼をしたりして、筋肉を緩めたり痛みを和らげたりしてから、可動域訓練などの機能訓練や運動療法を行います。しかし弊院で行っているような遠隔施術を用いれば、筋肉を緩めたり痛みを和らげたりしながら、可動域訓練などの機能訓練や運動療法を行うことができるのです。

 しかも鎮痛効果がパワフル!

 ですから機能訓練を速やかに、しかも十分に実施することができ、痛くて挙がりにくかった腕がスッと挙がるようになることが多いのです。もちろん例外(挙がらないこと)もありますし、可動域の確保だけなら機能訓練が不要な場合も少なくありません。
 ただしその為には、目的部位に適切な太さの鍼を適切な深さまで刺すことが必要ですし、理学所見ををしっかりとって鍼の適応不適応を見極めることも重要です。その点もしっかりと主張させていただきました。

 フロアの反応は上々でした。臨床に取り入れてくれる鍼灸師が増えるといいなと思います。

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