【花粉症】鼻づまりを手軽に解消する方法とは【副鼻腔炎】

 スギ花粉のピークが過ぎて一安心の鍼灸師、西出隆彦です。
 今年は多いという前評判(?)だったスギ花粉、3月初旬に起きた大爆発の1週間以外はそれほどつらい思いをすることなく過ごせました。大爆発から服薬を開始していますが、例年ひどいときは服薬しようがお構いなしにクシャミを連発して鼻閉するところなのに、今年は鼻閉が1回あったかどうかというところ。やや拍子抜けでした。免疫寛容を狙った「毎日どことなく鍼をブスブス刺してみる試み」が、もしかしたら成功しているのかもしれません。これで本当に効果が見込めるのなら、鍼灸師はいらなくなりますね。来季も検証を続けようと思います。だれでも家庭でできるように、爪楊枝などの尖ったもので刺激してみるのも面白いかと考えています。体内に異物を入れる鍼と、体表の痛み刺激のみとでどう違うのか。興味は尽きません。

 ところで、鼻閉、鼻づまりといえば、花粉症だけでなく副鼻腔炎(ちくのう)や風邪でも気になる症状のひとつです。気にはなるのですが、意外に簡単に解消できる場合もあるので、数年前に話題になった鼻詰まりの解消法を紹介します。

舌で口内の上の部分を押し、眉間に指をギュッと押し当てる。
その状態を20秒間保つ。

 たったこれだけです。口内の上の部分はなるべく舌の広い範囲を使って押した方が良さそうです。眉間には印堂(いんどう)というツボがあり、鼻づまりに対しても使用されます。
 恥ずかしながらどういう理屈で鼻が通るかは分かりかねますが、その場しのぎにはなりますので是非お試しください。
 なお、この方法で鼻詰まりが解消しても、副鼻腔炎が治癒したわけではありません。顔を抑えると痛いとか、鼻の奥で異臭がするとか、濃い鼻水が喉の奥に垂れてくるとか、そういった症状がある場合は病院を受診しましょう。薬を飲んだ方が早いことも往々にしてあります。

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