【お願い】患者情報の利用について

 じねん堂は、患者情報(年齢、性別、施術経過)を研究や症例報告に使用することがあります。学会等での発表はもちろん、ホームページに掲載する統計データの根拠として利用しています。
 初回時にご記入いただく用紙に、患者情報の利用に関するチェック欄があります。利用を拒否する場合にチェックするようになっておりますので、なるべく「チェックしない」で頂けるとありがたいです。

 患者情報の利用にご協力いただけますと……

  • じねん堂の施術がより良いものとなる
  • 鍼灸業界全体のレベルアップの礎となる
  • 患者が鍼灸院を選ぶ際の参考になる

以上のようなメリットがあります。もちろんこれは、受療者にとってのメリットです。

 開業している鍼灸師が自院の施術の優位性を主張するのであれば、施術データを客観的な指標で評価し、専門誌や学会等で発表して是非を問うことが必要だとじねん堂は考えています。優位性を主張するつもりがなくとも、施術データを自ら客観的に評価する段階と、専門家である第三者の目で批評される段階を経て、施術はより良いものへとブラッシュアップされます。また、専門誌や学会等で知った施術法を盲目的に実施するのではなく、見聞きした通りに自院でも再現できるのか検証(再検証)し、さらにそれを世に問う事も必要です。このような作業が多くの施術所で実施されれば、業界全体のレベルアップにつながり、理想論ではありますが、いずれどの鍼灸院に掛かっても良い施術が受けられるようになります。
 ホームページ等において施術データが公開されることで、患者が自分の苦痛に有効な施術を行っている鍼灸院を選びやすくなります。ただしそれは、公開されているデータが信用するに足る客観性を備えたものであることが前提です。残念ながらインターネット上には、成功事例ばかりを集めた施術実績や恣意的なビフォーアフター写真など、詐欺のようなデータがあふれています。しかもそれをいい加減なものだと看破できない鍼灸師が多いのです。看破できずにその手法を妄信し拡散してしまうといった愚かな行為を、何十年と繰り返しているのが鍼灸業界です。③は、①と②とが適切に行われた先の話となります。

 今回お示ししたメリットは、すぐさま享受できるものではありませんが、今現在のじねん堂の施術は過去のデータの積み重ねによりブラッシュアップされてきたものです。過去の患者の協力あってこそ、今の施術があります。未来の同じ苦しみを持つ誰かのために、何卒協力のほど、お願い申し上げます。

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